2012年5月13日日曜日

時をかける街、お蕎麦と大切な風景と

オモイデトラベル ~蒲生 編~ 
時をかける街、お蕎麦と大切な風景と 


好きだった子の住んでいる街を歩くと、今でもせつなくなってしまう。
思い出の場所に訪れるだけで、色褪せずにその頃の情景がよみがえってくる。
何をするでもなく、満ち足りた時間を過ごせてしまう。

記憶することや思い出すことって、かけがえのないことだと気づける瞬間です。少し妄想するだけで、見慣れた道なのに違った景色がひろがる。また、行きたいと思えてしまう。言葉では伝えることの難しい、この衝動に応じるような旅をしてゆきたい。

 僕たちは、ここぞ!という名所や巷でウワサの場所を中心にするのではなく。
誰かのなかにある「オモイデ」を手がかりに、旅をつくってゆくことに取り組んでみます。

「オモイデトラベル」と名付けた旅の行き先は、ー 時をかける街「蒲生」。

蒲生でのトラベルを選んだのは、「かごの島」でのzenzaiを営むスケッチ作家の浜地さんのインタビューがきっかけでした。

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 「蒲生は三百年前から街割りが変わっていない。そしてそこが観光地にならず、みんな“武家としての想い”を持ちながら暮らしているように感じています。千五百年以上の樹齢を誇る大楠の感動と、三百年以上も受け継がれてきた武家屋敷の風景。千年と百年、2つの時間軸の層が、蒲生の街に知的な静けさを与えているのです。」
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浜地さんの話を聞いて、千年と、三百年の時が、今の暮らしのなかの風景となって目に映っている、歴史を感じるこの街へ、ぜひオモイデトラベルに出掛けてみたいと決めました。
今回、オモイデ案内人となっていただくのは、蒲生の地で三代にわたりお蕎麦屋さんを営む店主さん。蒲生で育ち、実家のお蕎麦屋さんをお継ぎになられ、現在も蒲生でいきいきと暮らしています。お蕎麦屋さんが、小さい頃から遊んでいたり、今も自分の子ども達と一緒になって遊んでいる場所。蒲生の街並を見渡せるとっておきの場所など、大切なオモイデのある風景を巡ってゆきます。

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オモイデトラベルは、ふだんの蒲生を知って欲しい。わたしの育った街を好きになって欲しい。そんな思いからつくられる、心のこもった旅のプレゼントです。縁もゆかりもない地域でも、旅の出会いから特別な場所へとかわる。そんな場所がふえてゆくことは、とても豊かなことだと実感しています。僕たちは、見知らぬ土地に旅する口実をつくり、もう一度、会いにゆきたいと思えるような旅路をつくってゆきます。また、ひとりの人の「オモイデ」が引き金となって、自分自身のキヲクを見つめ直す時間にもなるかもしれません。「オモイデトラベル」では、出来るだけめぐる場所や、たどる経路の中に、気づきのタネを散りばめておきますね。良き旅路となるように支度を整えておきます。たくさんの出来事を起こし、新たなオモイデを刻んでゆきましょう。

※前回のオモイデトラベルのレポートはコチラ
※前回のオモイデトラベルのアルバムはコチラ



オモイデトラベル(Omoide Travel)~蒲生 行き~
「時をかける街、お蕎麦と大切な風景と」

【開催日時】2012年5月26日(土)
【旅先】蒲生町
【定員】15人(先着順)
【参加費】3,500円 +昼食代
【トラベルの流れ】
 8時45分~ 鹿児島中央駅西口前(ビックカメラ側) 集合
 9時00分~ 出発
 10時00分~蒲生到着
 *蒲生・オモイデトラベル 〜前半~
 12時00分~ 昼食
 13時頃より 
 *蒲生・オモイデトラベル ~後半~
 *コースはオモイデ案内人のキヲクをてがかりに蒲生町のいろいろな場所を巡る予定です。
 18時頃〜 鹿児島市内へ向けて蒲生を出発。
 19時頃 鹿児島中央駅西口前(ビックカメラ側)到着、解散予定。

*ツアーの内容に関する、詳しい情報や見どころは、随時公開してゆきます。
【トラベル情報】
http://www.facebook.com/sakura.travel

【用意するもの】
※ 参加費3,500円が必要となります。 また昼食等の飲食代は別途、各自負担となります。
※ 長時間のバス移動になるため、 酔い止め等の薬は各自お持ちください。
※ この授業は、体験型の授業です。できるだけ動きやすい服装をおすすめいたします。
※ 今回の授業は、先着順とさせていただきます。
※ 帰りの到着時刻は、予定時刻となります。到着が若干遅れる場合も考えられますので、余裕を持ってご参加ください。

その他、ツアーに関するお問い合わせはこちらまで。
sakurajima.univnet@gmail.com


授業予約申込みフォームへ



スケッチ作家の浜地さんの描く蒲生の街並み


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