2011年7月30日土曜日

サクラ島大学の開校式ご案内

・サクラ島大学の開校式は、コチラから。

・はじまりの授業(先生:西村佳哲さん)は、コチラから。
 「学ぶ」のまえに、考える。よりよく学ぶこと。 ~働き方研究家のお話を手がかりに~

北風ラブレター

サクラ島自由作文 − 20通目】

「北風ラブレター」


サクラ島大学。
と聞いて思い浮かべるのは、
なぜか「太陽のかおり」

ふあっとしたあたたかさ。
言葉ではなく、感じる優しさ。

札幌でサクラが咲いた時、
なんだか嬉しい気持ちになった。

さくら前線が南から北へ、運んで来てくれた。
その時に、サクラ島大学のみんなの笑顔も一緒に思い出した。
さくらが咲いて、距離を超えた無言のメッセージを受け取った。

なんだか嬉しいな。
だってこれから毎年、
季節のお便りをもらえるのだから。

久保船長!
風の向きはどうですか?
北風が必要な時はいつでも、応援します!!
そして、船出の時は北風担当として船の上から扇ぎます!!


「太陽のかおり」はね。
お母さんのかおり。
サクラ島大学は笑顔を生み出すパワーを感じる。
だから、私も鹿児島に行ったときには、
心から笑顔になりたいな。
再会することを楽しみにしています。



札幌オオドオリ大学
猪熊 梨恵

きっとワクワク

サクラ島自由作文 − 19通目】

「きっとワクワク」


久保学長が声をかけてくれたのが昨年春。
それから「職員会議」と称した運営会議を何度かしました。
サクラ島大学の職員の面々は、個性的な器を持った人々ばかりで自分の言葉で、いいたい事をばんばんと意見し合います。はじめてのブレーンストーミングのとき、その意見の多種多用さに感動したのをよく覚えています。きっとワクワクできる。と

昨年冬にはプレ授業を受け持つことになりました。
講師のいないテキストベースの授業。
「授業のリハーサル」を日曜日の午後から何度か設けて、お昼過ぎから、たまには午後7時くらいまでのリハーサル。何名かの職員の方々と、嫌な顔ひとつせず笑顔で参加してくれたサポーターの皆様には本当に感謝しきれないくらい感謝してます。おかげで講師がいないにもかかわらず素敵なテキストもつくれてプレ授業としては十分に機能した幸せな時間を過ごすことができました。授業当日も素敵なおもてなしがあったり飾り付けがあったりと皆様の協力があってはじめて成功できた事、うまく言葉にできないけど涙が出るくらい嬉しかったです。

「まちづくり」という言葉は曖昧であまり好きじゃありませんが、僕らが創るこれからの授業を「楽しい」と感じてもらいその輪が少しづつ広がってゆき、それを見守りながら、手助けしながら、いつのまにかサクラ島大学が鹿児島になくてはならない存在になれたらいいなと思ってます。



有限会社サン工房
山口陽一郎(サクラ島大学 職員)

2011年7月29日金曜日

ファンタ

サクラ島自由作文 − 18通目】

「ファンタ」


あの日、いろんな人との出会いの偶然が重なって、サクラ島大学と出会いました。あの場にいなかったら、きっとまだ出会えていなかったかも。そして、そこから広がった素敵な出会いも、もしかしたら無かったのかも。

なんて、サクラ島大学はそう思えるくらい大好きな人たちが集まっている場所。純粋にこの人たちならきっと何かおもしろいことをやってくれるのではないか。そう思って、いつの間にかサポーターとして関わるようになっていました。

実をいうと出会ったあの日、私は人とのつながりを探していました。ちょうど新しい事に向けて、動きだそうとしている時で。ただひたすら新しい場所に足を運んでいました。

そんなとき偶然、同世代の学長に出会い。今から立ち上げようとしている大学の話を聞かせてもらって。ここならいろんな人にも出会えるし、いい刺激ももらえる。初めはそんな感じでお手伝いしていたのですけど。サポーターが集まるにつれて、みんなと話をしていくにつれて、いつの間にか集まる時間が楽しくて仕方なくなっていて。一緒に何かを作っていきたいなと思うようになっていました。

いつでもわくわくした気持ちで、楽しみながら何かを学べる。たまにいい意味で期待を裏切ってくれる。そんな授業をこれから作っていってほしいと思っています。

これから大学がどんな風に育っていくのかとても楽しみです。
そして、これからもずっと関わっていきたいなと思っています。



コジマサトコ
(サクラ島大学 サポーター)


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2011年7月27日水曜日

夢とか共感とか憧れとか焦りとか嫉妬とか。全部のっけて、いざ!

サクラ島自由作文 − 17通目】

「夢とか共感とか憧れとか焦りとか嫉妬とか。全部のっけて、いざ!」


To:久保くん
(CC:サクラ島大学に関わるすべての人たち)
(BCC:まだ見ぬ、未来の鹿児島のこどもたち)

お世話になっております。
Ten-Labの永山です。

このたびは、サクラ島大学の開校、本当におめでとうございます。

僕は、学長・久保くんのことを考えるとき、共感と憧れと焦りと嫉妬と、そういったいろんな感情がもごもごと胸の中を走り回って、なかなか冷静でいられません。(とはいえ、ホモじゃないからね☆)

この人がやることなら、無条件に応援したいという、共感
この人みたいな笑顔で世の中と向き合いたいという、憧れ
この人ぐらい頑張らなきゃという、焦り
この人みたいになりたいなあ、なれないなあ、という、嫉妬

そうゆういろんな感情を全部引き出されてしまい、僕は久保君と向き合うときは、なんともいえない難しい気持ちになります。

でも、決していやな感じではないんだよなあ。
それが、君の本当の能力なのだろうなあ。

そして、そうやっていつの間にかいろんな人を巻き込んで、多くの人の夢や憧れや焦りや嫉妬を引き出しながら、この街を素敵なキャンパスにかえていくんだろうなあ。

鹿児島にサクラ島大学が存在してくれてよかった
って多くの人が言ってる未来がすぐそこに迫ってます。
手を伸ばせば、すぐ、そこに。

学長の思いと気合と自信と笑顔とリーダーシップと、
ここまで学長を支えてきた職員・サポーターの皆さんの愛と、
そしてまだ見ぬ多くの生徒さんたちの学びへの意欲に敬意を表して。

乾杯!


一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab
理事長 永山 由高


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2011年7月26日火曜日

自由を楽しむ

サクラ島自由作文 − 16通目】

「自由を楽しむ」


サクラ島大学の卵の頃から見ている
母親のような心境です。

その中心にいるワケでもないのですが、
応援していて、遠くで見守っている感じ。

思いっきり参加でいきたいけど
家庭があるとなかなかね。

そんななかでも、ちゃんとお知らせが届いて
森のかわなべで行われた
GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2010にも行けて、
サクラ島大学の音楽の授業を親子で受けることができました。

廃校になった学校の教室で、
縦笛の授業。
お母さんの私は縦笛が懐かしくて
それだけでタイムスリップした感覚でしたが、
小学生の息子にとっては、
ちょうど今習ってるよ!と得意げで(笑)

わが子はお姉さんお兄さん達に囲まれて、
子どもものびのびとしていて、
結構やるじゃんと成長も見れて
それを見守ることができて親としてよろこびでした。

その時学長が、しょうぶ学園の福森さんの
言葉を教えてくれました。

「普通の人は自由に戸惑って動けなくなるけど、
しょうぶ学園の人たちは自由を楽しむ」

って。

ふと見渡してみると、
サクラ島大学に携わっている人は
自由を楽しんでいるなと思いました。

その人らしく、
自由を楽しむ

サクラ島大学は素敵だ☆


7月からの本格開校。

サクラ島大学で、
自由を学びたいなと
思うのでした。


宮崎 友子


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2011年7月25日月曜日

サクラ島レポート

サクラ島自由作文 − 15通目】

「サクラ島レポート」


心の変化で、世界はがらっと表情を変えることがあります。
それは、日常のなかでもしばしば起こります。

新たな発見に妙に納得して、心がホクッと温かくなったり、
その思考で見た景色が、とんでもなくすばらしい情景に感じたり。

ちょっとしたモノの見方や、考え方、
隙間を埋める知識や経験は、
世界をもっと楽しくさせるためのきっかけになります。

世の中には、そんなきっかけをくれるモノやヒトとの出逢いがあり、
得てしてそういう人達は自分が良いと思えるものを
みんなに教えてあげたいという気持ちが強いことに気が付きます。

サクラ島大学、なんだかそんな雰囲気の人達が多い気がするぞ。
というのがぼくの印象。

『共有』と『気付き』の授業。

大げさに言うと、
世界を変えるきっかけが、
そこにはあるのかもしれないな。


黒木 雄馬第3回プレ授業 受講生)



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応援理由書(祝辞)

サクラ島自由作文 − 14通目】

「応援理由書(祝辞)」


7月31日「サクラ島大学」が、めでたく開校されますことを、心からお慶び申し上げます。

また、この開校に携わってこられました、本学の久保雄太学長をはじめ、関係者の皆様におかれましては、開校の運びに至るまでのご尽力に対しまして深く敬意の意を表します。

さて、サクラ島大学におかれましては、地域社会に関わる多様なコミュニティや人をつなげることで、行政による取組だけでは難しい課題の解決を図ることができるものと考えております。
まちづくり、特に中心市街地の活性化に取り組むにあたっては、事業者、商店街、市民等との連携が不可欠であり、本学には、その橋渡しを担う役割やファシリテーターとしての役割を期待しております。

サクラ島大学では、誰もが生徒となれる一方で、誰もがその特性を生かして先生にもなれるものであり、一方的な生涯教育ではなく、市民が地域社会と相互につながることができる仕組みとなっていることから、地域コミュニティの再生につながる必要かつ重要な取組であります。

また、九州新幹線の全線開業により増加する観光客と、地域住民との交流を促進する効果が期待され、地域活性化につながる取組でもあります。
地域の特性を生かした体験学習の場を提供することで、観光客が地域住民と一緒になって鹿児島の文化を体験することにより、真のおもてなしを感じ、強力なリピーターとなってもらえるのではないでしょうか。

さらに、本学の取組が発展し、働き方の多様性を高めることで、将来的に新たな地域社会の雇用の受け皿となる可能性も考えられます。

私は、サクラ島大学の生徒として、地域社会に関われることを心から楽しみにしております。

結びに、サクラ島大学の今後ますますのご発展と、関係者の皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

ご開校、誠におめでとうございます。



郡司 清隆(鹿児島市役所職員)



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2011年7月24日日曜日

気持ち、思い

サクラ島自由作文 − 13通目】

「気持ち、思い」


サクラ島大学の開校式。
どんな気持ちで迎えるのだろう?

私が初めて参加したのは、姉妹校 京都カラスマ大学の開校初日。
開校式には間に合わなかったけれど、初日の授業に参加した。
「芸妓Haaaan!」、「やってみよう精神を育もう!」と、京都の魅力溢れる授業を体験し、ナゴヤでどんな事ができるのだろう?と思った。

大ナゴヤ大学 開校式、朝イチバンで熱田神宮に皆で開校祈願を行い、晴れやかな気分でそれぞれの授業がスタートし、全員が戻ったところで市長を迎え開校式を行った。

「大ナゴヤ大学号という船が発進する。皆さんが推進力」と開校前の「Think ナゴヤ!」で宣言した半年後の事だった。

「シブヤや京都はわかる。何もないナゴヤで何ができるのか?」と言われながらも、賛同者は増え、開校まで気持ち・思いの輪が広がっていった。

緊張していたけれど、開校式の挨拶は、まるで自分が何かに動かされたように言葉が自然と出ていった。それだけ募るものや、皆の思いに後押しされたのだろう。

シブヤ大学を初めて体験した時、心地よく対応してくれたスタッフが応援者として、仲間となって全国から応援してくれているのが伝わってきた。

姉妹校と一緒に過ごした「つくり方学科」では、それぞれの県や市、まちの事情は違うが思いは一緒の仲間達に出会うことができた。

ひろしまジン大学の開校式。自分ごとのように思っていたので、開校式を少し離れたところから、ドキドキして見守った。

サクラ島大学の開校式。姉妹校ネットワークの中で、イチバン末っ子である。しかし、それは開校時期だけのことであってフラットな関係だ。

ナゴヤでは、島津藩により木曽三川の大改修に尽力を尽くしていただいた恩がある。岐阜の長良川温泉に新人の舞妓さんとしてやってきた喜久雛さんは、昨年鹿児島からやってきた。鹿児島にも姉妹校ができるのですよと伝えると大喜びの様子だった。

久保学長は、開校前よりナゴヤにもやって来て、それぞれの姉妹校からのメッセージを伝えて鹿児島へ帰って行った。思いや各姉妹校のそれぞれの苦労、思いを持った上で、可能性の芽を持ち帰って行った事だろう。

2011年、春から夏へ。船出は新しいカタチの取り組みとしてスタートする。

サクラ島に咲く地域のまちづくりネットワークは、全国をさらに活性化させる魅力のあるものになると確信する。

列島の最南端。人が集まるという場所で「つながる」・「マナブ」の輪が広がることをこの上なく喜んでいる自分に気づく。

どんな人達が集うのだろう? 参加者、スタッフさん、ステークホルダーの皆さんの表情はどうだろう?

いろいろな気持ち、思いに後押しされていることだろう。

晴れがましい気持ちで、その日を迎えることを願って。



2011年7月19日

加藤 慎康 (大ナゴヤ大学 学長)


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2011年7月22日金曜日

Polaroid 580

サクラ島自由作文 − 12通目】

「Polaroid 580」


 高校時代に 友人同士で定期的に開いた ビートルズの曲名を冠したフリーマーケット。そのフリーマーケットで最後まで売れずに残っていたのが、友人の出品物の黒いカメラだった。好きな物や風景を正方形の白いフレームで切り取り、それを壁に飾ることができるのなら、サイズはずいぶん小さくなるけれど、インテリアショップで売られているポスターより欲しい物に近くなるかもしれないと思い、友人に半ば強引に譲ってもらった。

 進学先の鹿児島で、書店と呼ぶにはあまりに多くの種類の商品を扱う販売のアルバイトを始めた。朝晩がかなり肌寒くなってきた頃に街でよく見かけたイベントのポスターは、普段あまり映画を見ることのない僕がかろうじて知っていたフランス映画のポスターをサンプリングしていて、何か素敵なパーティが始まる事を予感させる。アルバイトが終わる24時以降の時間をよくそのパーティで過ごすようになり、そこで知り合った女の子に誘われてフリーペーパーをつくり始める事になったのは、ちょうど10年前の夏の頃。結局、そのフリーペーパーは長く続かなかったけれど、僕の担当の1ページには、当時住んでいた街に関する5枚の写真を載せ、それにあわせて5つの文章を書いた。5枚の写真は、以前手に入れたPolaroid 580というカメラで撮った。

 最近、そのカメラのフィルムが絶滅した。絶滅したと行ってもどこかを探せばまだ見つかるかもしれないし、そのフィルムで撮れる写真に似たものを作る方法もたくさん知っている。でももうあの派手な機械音と一緒に出てくる写真を取り巻くなにかは、昔と比べてずいぶん変わってしまった。

 もうなくなりかけている色んなもの。あちらこちらでよく散らかっているものに紛れているもの。そんなもの中から見えなくなっていただけかもしれないなにかを、もう少しの間探したいと思う。もちろん、ただの強がりかもしれないという可能性には、強く目や耳を塞ごうとも思っているし、今では10枚の写真に10の文章を添えることができる友人をたくさん知っている。そして、これから始まるいろんなことが、いつか誰かの10になるといいなとよく思う。


馬場 拓見



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2011年7月21日木曜日

大好き!

サクラ島自由作文 − 11通目】

「大好き!」


サクラ島大学!
いまのわたしにとって大切な場所になってます!

出会いっていうか存在を知ったのは
川辺であったジャンボリーのときで、
サポーターののざっきーに誘われたのよね。
でもその時「みんな仲良し!」ってイメージを持っていて、
そこに飛び込む勇気がなくて断念したのです。

で、
つぎに大学と関わるきっかけになってくれたのが
サポーターのなおちゃんでした!
参加したがりのチキンのわたしを
オープンミーティングというものに誘ってくれて
それなら初めての人も来るし、知ってる人もいるし
ってかんじで参加した気がします!記憶曖昧!

それで、参加してみて、
サポーターの人のウェルカム感っていうか
すーっとなじんでいける空気感っていうか
そういうのを感じて「やっべ心地いい!」
って思ったのよね。
あと、その会でみんなの「私欲」を
聴けたっていうのが大きかったのかも。
それで敷居が下がったっていうか
なーんだ、みんな一緒じゃーん、みたいな。

まあそんなかんじで
サポーターになった訳ですが
わたしがサポーターでいるのは
「みんなが大好きだから」
っていうのが根底にあると思ってるのよね。
一緒いたいんです一緒にになんかしたいんですよ。
そのなかで色んな人に出会って
自分の知らない世界の話とか聞いて
そういうのが楽しかったり、
人生の先輩方に学ぶことが多かったり
なんとなーくだけど
楽しみながら成長出来てる気がしてます!

そんなかんじです!ありがとう!大好き!らぶ!ちゅっちゅ!
おかしな文章でごめんなさい!

ではっ!
サクラ島大学サポーターみなみでした~


みなみ(サクラ島大学 サポーター)


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Bon voyage, copain !

サクラ島自由作文 − 10通目】


サクラ島大学の出航、本当におめでとうございます!

今年、鹿児島と私たち広島は、新幹線「さくら」の開通と、
そしてみなさんのサクラ島大学の開校で、いろいろな意味で
一気に距離が縮まりました。

開校に向けての準備は、出航に向けての準備。
本当の航海はまさにこれから。

多くの人たちの想いと希望を乗せての旅立ちに、
私たちもワクワクしています。


航海中もいろいろと楽しいこと、
大変なことがあると思いますが、
その全てを活力として、船を進めてください!

鹿児島で、広島で、そして日本、世界という大海原で
一緒に良き旅をしましょう!

大航海の先に、満開の桜が広がるのを楽しみにしています!


Bon voyage, copain!


出航おめでとうございます!


ひろしまジン大学
学長 平尾順平


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2011年7月20日水曜日

雨男とロマン競争

サクラ島自由作文 − 9通目】

「雨男とロマン競争」


久保雄太さま

西日本をめぐる旅の出発は鹿児島から。

そう決めて一番最初に連絡したのが久保くん。

久保雄太•雨男伝説の通り記念すべき旅の出発地点では、どこへ行っても雨だった。
でも、鹿児島を発つ何時間か前に雨があがってずっと曇って見えなかった桜島が姿を現したときその雄大さと美しさに泣きそうになったのを覚えている。

最後の最後で決めてくるとは、やるね。


今だから言えるけど実は、久保くんに初めて会ったとき少し胡散臭さを感じていました。

あ、言っちゃった。

けれど、親切過ぎるおもてなしと、雨のドライブ中にしたいつまでも続けられそうなお話で「ああ、この人、本当に素直なんだな」と思った。

「僕はただ、鹿児島を好きになって帰ってもらいたいだけなんだ」という言葉も、すんなり入ってきた。

何より、あなたの周りにいる人が証明してくれている。
さとこちゃん、かずみちゃん、アンディ、じゅんさん、しゅうさんやひろのおばちゃん…。また会いたいと思う人たちばかり。

会わせてくれた皆の心地よいツッコミと、あったかな声で繰り広げられる会話の数々。そんな人たちに、事あるごとにいじられているなんて、うらやましいです。

久保くんの自分の弱さを隠さない…隠せてないとことか弟みたいに、すっと心の中に入ってきて、気がついたらロマンチックなことを色々話してしまうとこ。まだ自分の中に落ちてないのかな?と思う言葉も次会ったときには、ちゃんと自分のものにしてるとこ、すごくよいなと思う。

“何故、サクラ島大学やっているの?”なんて
質問は無粋だし、不要。
わたしも、そう思う。

鹿児島から始まった旅にも理由なんてなかった。けど、予想も出来ないことばかりの最高の旅の幕開けだった。理由も理屈も超えたものを見てみたい。そうだよ、ロマンだよ。やひろのおばちゃんが「同い年は競争相手じゃないとダメ」って言ってたよね。ロマン競争へ。いざ!


中里希 シブヤ大学キャンパスMAPつくり隊


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2011年7月19日火曜日

サクラ島大学と中臣鎌足

サクラ島自由作文 − 8通目】

「サクラ島大学と中臣鎌足」


28歳のとき東京→鹿児島へIターンしてから数年、僕は、自分のチカラを発揮する場所が見つからず、モヤモヤした日ばかりすごしていた。ソノ責任を、自分にではなく、「鹿児島」や「誰か」に押し付けて。

けれども、ふいに普段の行動範囲、「枠」から外へ出たのをキッカケに、変化しはじめる。動けば動くほど巡り会う鹿児島の偉人・奇人。彼らと語る。思い描く。力を尽くす。そのうちに、イツからだろう、モヤモヤは晴れ、僕は、求めてきた状況のなかに居た。

ソノ幸運、すべての要因たちに、感謝しているし、カラダの中には、頂いた縁、機会、アイデア、ノウハウを、お裾分けしたい気持ちがある(常日頃ではないけれど…)。

盛り上げる対象は、変える対象は、枠を越えるのは、枠を外すのは、「鹿児島」や「誰か」ではない。ソウ思うから、向き合う相手は、これから先も、自らの「欲」と「枠」。朽ちるまで、ソレらと遊び続けるツモリ(チサト)でいる。

だけれども、自分勝手なソノ行為の刻むモノが、誰かの「ふいなキッカケ」になるならば、幸福だろうな。

僕らの作るサクラ島大学の授業が、書いた文が、撮った写真が、7月31日に行なう開校式が、ソコへ繋がるならば、嬉しいだろうな。

とかとか、思ったり思わなかったり中臣鎌足(なかとみのかまたり)。


2011年5月19日

安藤アンディ (サクラ島大学 職員)


P.S.
鎌足(かまたり)のさ、「われはもや 安見児(やすみこ)得たり 皆人の 得難にすとふ 安見児得たり」(私は安見児という天皇の妻ともなる資格を持った美女を得た、皆が手に入れられないと言っていたあの安見児を得たのだ)という歌をさ、どう思います?僕はねえ、安見児、安見児、って2回も言っちゃうあたりが好きです。



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2011年7月18日月曜日

サクラ島大学

サクラ島自由作文 − 7通目】

「サクラ島大学」


「大学」、その名を語る街の集い場。
「サクラ島」、鹿児島の象徴にして、満開の花びらが季節を表す花の名前を持つ火山島。
2011年7月に、九州の南、鹿児島の街に、ひとつの小さな変化が起こる。「サクラ島大学」の誕生だ。「学び」を入口とし、街を舞台にしたプロジェクトは、日本全国無数に存在していたものの、2006年に誕生した「シブヤ大学」は、学び好きな国民性に火を付けたかのごとく、学びの輪を日本全国へ広げた。

あれから5年、鹿児島を舞台として「大学」と名の付くそのプロジェクトを立ち上げようと動いてきた若者が、街に一厘の小さな変化を起こす、それがサクラ島大学の学長・久保雄太。
福岡でも同時期に、「テンジン大学つくります」と言い出したことがキッカケで、動き出した若者がいた。そしてともに、シブヤ大学の門をたたき、お互いの街へチャレンジをはじめた。

日本という小さな島国が、おおよそ農業しか主たる産業のなかったこの国が、常に大陸や外国からの文化流入によって、近代化し、先進国として成長できたのも、常に新しいものを「学びたがる」国民性と、それに応える「教育機会の提供」があったからかもしれない。
21世紀に入り、ますます答えのわからない時代となり、義務教育では教えてくれないことが増えた。

今こそ、街に集い、街で活動し、街で生きている人たちが学び合い、そしてその街に愛着と責任を持つキッカケとなるこの「大学」なるプロジェクトが、鹿児島の未来を作っていくだろう。それは、長く島津家、そして鹿児島を支えた教育システム「郷中教育」のように、「街の先輩」が「街の後輩」を支え、教え、それがその土地の未来の人材をつくっていくように。

街には義務教育では教えてくれないことで溢れている。
ときにその街にしかない歴史や文化だったり、ときにモラルやマナーだったり、ときに隣りの人の何気ない発言の中に、人生を変えるキッカケが眠っていることもある。この、街の小さな変化も、やがて桜島の噴火による灰が鹿児島全域に影響を与えるかのように、輪が広がり、コミュニケーションの花が咲き、1本の大きな木の幹になる日がやってくることを心より期待したい。

2011年、サクラ島大学がいよいよ動き出す。


福岡テンジン大学 学長・岩永真一


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2011年7月17日日曜日

「開いている」

サクラ島自由作文 − 6通目】

「開いている」


こんには。はじめましての方もそうでないかも、シブヤ大学しごと課の堀田です。

サクラ島大学に関わるみなさまにとっては、まだ知らない方も多いかと思いますが、東京のシブヤの街で、「楽しく働く、楽しく生きる」そんな人が増えたらいいなと思い、しごと課という取り組みをしています。
http://www.shibuya-univ.net/shigoto/

サクラ島大学についての手紙を書いてと久保くんから電話をもらってから、何を書こうか考えていたのですが、正直、まだ書けないなぁという気持ちです。
それは、サクラ島大学に関わる人で、ちゃんと話をしたことがある人が久保くんしかいないからです。
サクラ島大学=久保くん、ではなく、サクラ島大学はそこに関わる人すべての総体で、人が変われば、総体も変わるものだと思ってます。

久保くんは、サクラ島大学を「口実」に、関わるさまざまな人がその人自身のスイッチを押すような存在にサクラ島大学がなれたら、と以前に話していましたが、今の時点でそのスイッチが入った人たちに会って、話を聴いてみないと、何にも書けないです。

なので、早く、サクラ島大学に関わるさまざまなみなさまに会いたいです。
会って話を聴いた後に、サクラ島大学への手紙はあらためて書きたいです。


最後に私の勝手な妄想を書きますが、鹿児島で生活する人たちが集まり、サクラ島大学を口実に変化したり、成長したり、刺激しあったり、影響を与え合ったり、そして、変わっていく人もいれば、今までと同じで変わらないこともできる。
そんな、さまざまな想いの人を受け入れる、長い目で傍らから見守れる、人の変化の偶然を待つ、そして、時にそっと手を差し伸べてくれる、そんな「開いている」サクラ島大学であると、とても素敵だと思います。


開校式でみなさまに会えることを楽しみにしています。


シブヤ大学しごと課
 堀田



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2011年7月16日土曜日

サクラ島大学と妄想。

サクラ島自由作文 − 5通目】

「サクラ島大学と妄想。」


サクラ島大学にいま関わっている
職員やサポーターみんなで、
たとえば会社を作ったりしたら、
楽しくなるだろうなあ。

最近、そんな妄想をしたりします。

それだけ、サクラ島大学という新しい「場所」に、
そこで出会いつながっていく「個性」に
可能性を感じているってことかも。



ゴールや目標に向かって
まっすぐに走っていくのもいいけど、
途中の景色も楽しみながら
寄り道や道草をしながら歩いていくのが、
サクラ島大学らしいんじゃないかって。

勝手に妄想したりもします。

何かをつくったり、つくられたりより、
生まれてくるものを大切にする感覚を
サクラ島大学では忘れないようにしたいです。



サクラ島大学、いよいよ開校ですね。

とにかく歩き出して、失敗して、修正して、
みんなでよりよくしていく。それでいいと思う。
舵取りは、学長がやってくれるから。
久保くんの「覚悟」と「熱意」に期待してます。



サクラ島大学に関わるすべての人たちが、
笑顔でいられますように。



2011年6月7日

宮田博之(サクラ島大学 職員)



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2011年7月15日金曜日

まちとぼくの接続詞

サクラ島自由作文 − 4通目】

「まちとぼくの接続詞」


ぼくは気付いたら、まちのことが好きになっていた。
鹿児島というまちがなんだか温かくて、居心地がよくて。
見知らぬ土地に来て、まだ1年しか経っていないぼくは
その気持ちを抱いている自分自身が不思議でしょうがない。
気付けば、桜島を見て無意識に方角を確認する。
住めば都と言うけれど、住むということは地域と一体になることなのかな?

ぼくはつながりという言葉がすこし嫌いだ。
どうも胡散臭い。あやしい人たちがよく使う言葉だ。
でも、つながりは大事なんだと思う。
みんな、つながるために生きていくわけじゃない。
生きていく結果として、つながっていくんだと思う。
このまちに住んで、この地で生きていて。
サクラ島大学を通じてつながった、たくさんのひと。
そんな大切なみんながいる。

そしてみんなが好きなこのまちを、僕も好きになっていく。
そんな大切な接続詞、サクラ島大学が
もっと強く優しく動き出すことをぼくは待ち焦がれている。



赤星良輔(サポーター)



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2011年7月14日木曜日

知る、学ぶ、うれしくなる。

サクラ島自由作文 − 3通目】

7月31日は、なんと全国の姉妹校の方々からも、
駆けつけてくれると、連絡をいただいています。
遠く離れた、みなさんとの再会もとても楽しみ。
開校式では、ぜひ、他県の姉妹校の方々との交流も楽しみに、来てください。
きっと、地域それぞれの、おもしろい取り組みが聞けると思います。

まずは、京都カラスマ大学マキ姉さんからの作文です。

*サクラ島自由作文にかんしては、コチラ





知る、学ぶ、うれしくなる。


いよいよサクラ島大学が開校する。
という報せをうけて
わくわくと鹿児島というまちに
おもいをはせてみた。

ところが、
はせるおもいの行き先が
どうしてもぼんやりと
カタチのないまま時間だけがぎる。
わくわくがいつのまにか
ぼんやりと霧散する。

そんなことでは
いっこうに文字になりそうもなく
ああ、つまりわたしは
鹿児島というまちについて
なんにも知らないんだな
ということをおもい知った。

京都のことなら
なんでも知っている。
ひとも、まちも、みせも
そのいいところもわるいところも。

でも、
よそのまちについては知らなすぎる。
とくにとおく離れたまちについては。

それはつい最近、
東日本大震災のときにも
おなじことを感じたのだ。

東北。
それは遠いまちのこと。
おもいを届けようとがんばってみても
はせる思いの行き先がどうしても
どうしてもぼんやりとしてしまう。

じぶんのなかのその事実に
唖然としたりジレンマを感じたり
涙を流したり。

姉妹校
といったって特別な契約があるわけじゃないし
仲良しこよしごっこじゃないしでも、
姉妹校のあるまちというそれだけで
このプロジェクトに関わるわたしたちが
じぶんのまちのみならず
よそのまちに興味をもつ
おおきなきっかけになるのは
まちがいない。

シブヤ
ナゴヤ
札幌
ひろしま
東京のにしがわ
福岡
沖縄
そして
鹿児島

それぞれのまちに
「姉妹校があるんだ」って
言えることはちょっとした自慢で、
「姉妹校からやって来ました」って
甘えてもかまわないひとが
そのまちにいるということは
ちょっとした奇跡だ。

どんなちいさなことも
知るということはたのしいこと。
ゆたかなこと。
こころに刺激をあたえること。
すこしばかり安心なこと。

そのよろこびを
そこに至るはじめの一歩を
踏み出すちいさな勇気を
ひとりでもたくさんのおとなたちへ。

わたしたちが
この取り組みを通じて
こころがけているのは
そんなささやかなことかもしれません。

サクラ島大学とのご縁を通じて
鹿児島のまちをまっさらなきもちで
これから知ってゆけるのは
なんとたのしみなことでしょう。

2011年7月31日。
みなさんと一緒に
はじめの一歩を踏み出せることを
とてもうれしくおもいます。


祇園祭りの京都から
コンチキチンのお囃子とともに。

京都カラスマ大学学長 高橋マキ






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2011年7月13日水曜日

サクラ島自由作文 − 2通目

サクラ島自由作文 − 2通目】

今日は、僕が、この大学づくりを行う過程を見ていただき、
アドバイスをいただいた、あっちゃんこと、中島さんから。

背筋が、キリッとのびるような作文です。(2011年6月7日にいただいたもの。)

*サクラ島自由作文にかんしては、コチラ





今日、是枝監督の『奇跡』という映画を観てきました。
この映画は九州新幹線全線開業を一つのモチーフとして作られており、
九州が舞台、鹿児島がその中心になっています。

桜島が何度もシンボル的に登場するのですが
その他、西郷さんの銅像も磯庭園も光り輝く錦江湾も登場しません。
いたってふつうの、フォトジェニックでもない街角、家並み、人々。

そういう鹿児島的空間に
本当に暮らしているかのような日常性をまとった役者さんたちによって
ちょっとキュンとする物語が繰り広げられます。

懐かしさと、切なさと、愛しさと、温もりと、光り。

「あなたもきっと、誰かの奇跡。」とはこの映画のキャッチコピーですが、
大切な誰かがいることや、その誰かは大切なひとなんだと気づくことは
大袈裟かもしれないけど奇跡みたいなことなんだよ、
ひたひたと胸の奥に迫ってきました。

さて。私は先生役として生徒役の久保サンと会い、
サクラ島大学がこの鹿児島の中に着地するためのあれこれを
一緒に考えるような時間を何回か持ちました。

それがどれほど役に立ったのか意味があったのかはわかりませんし、
久保サンが職員の皆さんと作りだそうとしているサクラ島大学というものを
どれだけ的確に感じ取れているかもわかりません。

だから「テガミヲカイテ」との依頼で書くこの手紙も何となくソワソワするのですが一度、
期待ということについて久保サンと話し合ったことがあるものですから
私からの勝手なる期待を書いて手紙を終えさせてもらいます。

開校、おめでとう。
そう言ってくださる多くの方々の期待をお預かりし、
一緒にはぐくみ、お返ししていけるように、

  街が新鮮に見えたり、ひとに発見があったりする大学だといいですね。
  出会いを紡ぎ、一つずつ光りを灯していけるような大学だといいですね。
  それらを守り育てていけるだけの逞しさを備えた大学だといいですね。

サクラ島大学、開校、おめでとうございます。


STUDIO K. 中島秋津子





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2011年7月12日火曜日

ここで生まれるものをずっと見ていたい

「サクラ島自由作文」を書いてください。

先々月くらいから、そんなお願いを、何人かの方にしていました。

僕以外の人は、「サクラ島大学」のことをどう感じているのだろうか?
今まで、かかわりのあった方に、その感想だったり、期待や疑問に思うことを
その人の言葉で綴っていただきました。

・目的は、どんな人たちが、どんなメリットを感じて関わっていくのかを浮き彫りにすること。
・僕ら自身が、お互いにどんな想いをもってかかわっているのかを知り合ってみたいこと。
・あわよくば、それらの言葉のどこかに、誰かがかかわってみたいと思うスイッチにもならないか。

考え、実際に、言葉にする作業は、なかなか一苦労な作業だったと思います。
書いていただいたみなさま、貴重な時間を削っていただき、感謝いたします。

時間が経過した内容もありますが、開校までに、一部を少しずつ公開させていただきます。


お一人目は、昨年の初めてのプレ授業からサポーターとしてかかわっていただいている
マリコさんのサクラ島作文です。






【サクラ島自由作文 − 1通目】

「ここで生まれるものをずっと見ていたい」


こんにちは、はじめまして。
私は約一年前の2010年夏から
サクラ島大学のサポーターをしています。

ここではサクラ島大学に興味を持っている
すべての方々へ
そして、今まで一緒に活動してきた
サポーター、職員のみんなに
私が今思っていることを書きたいと思います。


この一年。
サクラ島大学と関わることで
自分の中で変わったもの。

たくさんあるような気がして
「これ」とは言い切れないのですが、

ひとことで表すとするならば
「生活の中で感じる幸せがぐんと増した」
という言い方が一番近いような
気がします。

平日の夜
少し疲れた体で
石蔵の扉を開けると
やわらかい光とみんなの声が
私を包んでくれます。
サポーターミーティングは
そんな雰囲気の中
毎回和やかに行われています。

これまで、サポーターとして
関わってきたイベントは

プレ授業3回
「サクラ島大学オープンキャンパスの授業
  @GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2010」

・「大切な人に贈る、クリスマスメッセージ」
・「かのやデザインパワースポットめぐり」

加えてオープンサポーターミーティング
花見、BBQなど。

サポーターっていいなと思うのは
授業を企画する立場でありながら
毎回授業に参加できるところ。

それぞれの授業で
音楽の持つ根源的なチカラ、
コトバの深さ、
デザインが人に与える影響を
「学ぶ」という以上に
「体感」してきたような気がします。

その「体感」の元になるのは
その授業を通して出会う人と
その場を共有することなのではないかと
個人的には思っています。

これまで出会った人は数え切れないですが
真剣に何かに向き合ってきた人ばかり。
それは
音楽であったり
写真であったり
ものづくり、人に伝えること、
デザインすることであったり。

そんなみなさんと行う授業で
共通していたのは
「心に響く瞬間」があるということ。
きっとそれはこれからも変わらないだろうと思います。

その瞬間を作り出す授業の裏側には
丁寧な会話に支えられた
職員やサポーター同士の
深いコミュニケーションがあります。
想いが想いに呼応して
授業は創りだされていくのです。

そういう瞬間の積み重ねが
私の中の何かを確実に癒し
元気付けてくれる。
その力は毎日の生活へと
循環していく。
そんなふうにして
この一年でサクラ島大学は
すっかり私の中に根付いています。

これからも授業を通して出会うみなさんと
そして職員、サポーターのみんなと
お互いが元気になれるような
キッカケ創り、授業創りができればいいなと
心より願っています。


最後に。
親愛なるサクラ島大学のみんなへ。
開校が待ちきれないね。
これからも授業創り楽しんでいこうね。

そして学長へ。
サクラ島大学を創ってくれてありがとう。

サクラ島大学の船出を
心からお祝いします。


マリコ





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2011年7月7日木曜日

サクラ島大学の開校式

サクラ島大学は、この夏、新たな船出の日を迎えます。


7月31日(日)には、開校式と、ひとつめの授業を。
その後、毎月、さまざまな授業をつくっていきます。

まず、はじまりの挨拶をさせていただく、開校式のご案内です。


僕たちは、授業の特徴に合わせたフィールドを選び、
学びたい好奇心が高まるなかで、学びの場をつくっていきます。

そこで、はじまりの場所として、
「鹿児島県民教育文化研究所」という場所を選びました。

昭和十一年につくられた、もともとは呉服店だった建物で、
その後、教育のための施設につかって欲しいという思いから、
学びを語らう場所として、これまで丁寧に守られてきました。
椋鳩十さんに縁のある場でもあるそうです。

緑ゆたかな庭園と、自然と心が落ちつくような懐の深い空間。
学びにかかわる話が重ねられてきた時間が染み込んだ場所。
ここで、はじまりを迎えたいと想いました。





僕は、ここに来ると、子どもの頃を思い出します。
夏のお盆の季節に、おじいちゃんの家に家族が集まる。
久しぶりに会う親戚のおじさんの話を聞いたり、従兄弟と遊んだり。
そうめんを食べたり、縁側でスイカを食べたりした記憶。

そんな親戚が集まるような、なつかしい風景のなかで、
サクラ島大学の開校式と、授業をはじめていきます。

開校式では、
サクラ島大学って、どんなことをしていくの?という話や、
これからの授業のご紹介をさせていただくとともに。
また、じまりにふさわしい授業も企画しました。
授業後は、交流会の時間も用意させていただきます。
この日、また新たな出会いがあることをとても楽しみにしています。

これまでにお世話になった方々、
これから、つながっていきたい方々、
サクラ島大学や授業に興味をもっていただいている方々と、
たくさんの方のご参加を楽しみにお待ちしております。

どうぞ、お気軽に学びのはじまりの時間にいらしてください。

良き出会いの多い時間となりますよう。

*開校式での、授業の内容は、コチラから。





「サクラ島大学の開校式」

【開催日時】2011年7月31日(日)
【教室】鹿児島県民教育文化研究所(鹿児島市春日町4-60)
    *大龍小学校横。
     鹿児島市バス:2番線・6番線・22番線、いずれもバス停「大龍小学校前」より徒歩1分。
     JR 鹿児島駅・市電 鹿児島駅より徒歩7分
【定員】50名
【開校式の流れ】
 13時30分~ 受付開始
 14時00分~ サクラ島大学 開校式
 14時45分~ 休憩
 15時00分~ はじまりの授業(先生:働き方研究家 西村佳哲さん)
 16時30分~ 交流会
 18時30分~ 閉会


【用意していただくもの】
*授業のメモ等に使われる文房具等は各自持参してください。
*交流会の飲食費として1,000円が必要となります。


※1:定員を超える場合は、先着順とさせていただきます。
※2:はじまりの授業の内容に関しては、コチラから。
※3:サクラ島大学の授業参加費は、基本無料となりますが、
   開校式につき交流会とセットさせていただくため、飲食費1,000円が必要となります。
※4:当日は、駐車場がございません。公共交通機関をご利用の上、ご来場お願いいたします。

その他、開校式に関するお問い合わせは下記にて。
sakurajima.univnet@gmail.com


> キャンセル待ちの受付中

※現在、定員一杯となっています。キャンセンル待ちとなっています。



はじまりの授業

「学ぶ」のまえに、考える。よりよく学ぶこと。
 ~働き方研究家のお話を手がかりに~


いよいよサクラ島大学の授業がはじまります。

僕たちは、学ぼうとする心がけひとつで、
きっとたくさんのことに出会えるはずです。
これから始まる学びの時間のために、
今まで見おとしていたことに、できるだけ気づきたい。
自分のなかの好奇心や感性のスイッチを、できるだけオンにしておきたい。

僕には見えていないものに、気づけたり、出会っていくことが上手い人は、
「なにがちがうんだろう?」きっとなにかが違う。
その違和感を、すこしでもひも解いていけたら、
今まで見えなかった風景が見えてくるのだと思うのです。


今回、そんな「学びのヒント」になるお話を、
働き方研究家の西村佳哲さんにお願いしました。

西村さんは、様々な方のワークスタイルやライフスタイルを、
インタビューして、その探検報告を本に書かれています。
ものごとにおいて、少年のように無垢な好奇心をもち、
丁寧な会話から「きく」という行為を、とても大切にされている方です。

西村さんは、インタビューという行為を、こんなふうに表現されています。


「僕にとってインタビューとは、人を通じて見えてくる風景に魅入ることであり、
 その執筆は風景画を描く作業に似ています。」


どんなことを大切にしながら、どんなふうに探検をし、どんな風景を見ているのか、
その働き方や旅の記憶から、お話をしていただきます。

西村さんのお話を手がかりに、これから学んでいくその前に
よりよく学んでいくためのヒントを、考え、発見できるような時間になればと願います。






西村佳哲(にしむら よしあき)

1964年/東京生まれ
プランニング・ディレクター
武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、三種類の仕事。建築分野を経て、ウェブサイトやミュージアム展示物、公共空間のメディアづくりなど、各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションを重ねる。
多摩美術大学、京都工芸繊維大学 非常勤講師。
大学などいくつかの教育機関で、デザイン・プランニングの講義やワークショップを担当。リビングワールド代表(取締役)。
全国教育系ワークショップフォーラム実行委員長(2002~04)。
働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)、
自分をいかして生きる』(バジリコ)、『自分の仕事を考える3日間
みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(弘文堂)、
かかわり方のまなび方』(筑摩書房)など。


□ リビングワールドのサイトはコチラ





※ この授業は、サクラ島大学の開校式のプログラムの中で開催されます。
  申込みは、開校式の申込みフォームよりお願いいたします。(コチラ)