2011年3月29日火曜日

3月31日、桜の木の下の前に、お会いしませんか。



この春を通り過ぎると、その後に、
どんな風景がひろがり、残っているのかなと、想像しています。

写真や窓のように、きりとることをおろそかにしたくない、と想っています。



ただ今、4月10日のお花見の案内をしています。
と、その前に、3月31日はサクラ島大学のサポーターミーティングが開かれます。

これまでに、花見の場所を探しにいったり、
どんなものを準備しようかと、楽しい打ち合せが続いていました。

花見までに、サポーターの集まりの時間をあと2回ほど重ねたいと考えています。

せっかくの機会なので、花見の準備から、楽しんでいきたい。
仲間やつながりも広げたい。

ということで、次回の会議をすこし開いたカタチで行おうと決めました。
突然ですが、下記の日程でサポーター会議をひらいています。

前に参加していただいた方や、
花見まで待ちきれないという方は、
ぜひ作戦会議に参加してください。

もちろん、はじめての方には、大学の説明もさせていただきます。
*過去の説明会の様子はコチラ
*サポーターについて想うことを書いたもの





「花見にむけた、サポーターミーティング」

日時 | 2011年3月31日(木)19:30〜21:30頃(19時15分受付)
*次回会議の日程は、現在調整中です。
場所 | コミスタ10(鹿児島市東千石町14-2 メガネのヨネザワ天文館本店4F)
内容 |4月10日、花見の準備の会議
参加費| 無料   
応募 | 参加ご希望の方は、申し込みフォームから応募よろしくお願いします。


予約申込みフォームへ


お問い合わせはこちらまで。
sakurajima.univnet@gmail.com





心躍るような、出会いが、この春に生まれること、

今回でなくても、どこかでお会いできることを楽しみにしています。

2011年3月18日金曜日

開校式延期のお知らせ

いつもサクラ島大学をご支援いただき、
誠にありがとうございます。

この度、2011年4月10日に予定しておりました
サクラ島大学の開校式を諸般の事情により
延期とさせて頂くこととなりましたので、お知らせいたします。

開校式を楽しみにお待ちいただいている方々と
これまでご協力いただいた皆様方へ、
ご迷惑をお掛けいたしますことを心よりお詫び申し上げます。

正式な開校日につきましては、
改めてご案内させていただきますが、
現在、7月中をめどに調整を進めております。

時間をかけたぶん、
よりいっそう充実した開校式とすることをお約束いたします。
どうぞご期待ください。

また当初開校式を予定しておりました4月10日には、
新たなスタートに向けて、交流会を開催いたします。
交流会につきましても、詳細が決まり次第、
改めてご案内させていただきます。

今後ともサクラ島大学を何卒よろしくお願い申し上げます。



サクラ島大学
久保 雄太

2011年3月14日月曜日

今日から。



おはようございます。

写真は、言葉を探した授業の日の桜島を映したものです。

テレビのニュースや、流れて落ちていくtwitterの情報に、
揺れ動かされ、暗くなったり、情けなくなったり、
そんな気持ちを落ちつかせたいと想ったときに、ふと見返したくなった写真です。

僕は、少しでも、落ちつけたのです。
写真のチカラってすごいなと想います。

あまりにも、目をそむけたくなる現実があって、
それでも、一日は、終わって、今日がやって来ました。

幸いに、僕は、親戚の人も、友だちも、みんな無事に元気です。

いまだに、心配な状況が続いている方々もいらっしゃるかと想います。
どうか、ご無事なことを、お祈りするばかりです。

被災地にて、救助にかかわる、危険な仕事に取り組んでいる方々には、
敬意をもちつつ、救助の安全を心からお祈りいたします。


週末は、たくさんの情報と接することとなりました。
悲しいもの、心温まるもの、見なければよかったもの。

なんとなく、変に(想像以上に)義務感をもってしまう瞬間が続いたりもしました。

明らかに、いつもと違う感覚に戸惑ってしまいます。


いま、なにをすべきか。なにをしたいのか。

自分のペースで、両方を大事に選んでいきたいと想います。

いまできること。この先にできること。
どうしても、やらなければと想いかりたてられること。を。



また、今日から大学の準備(今の役割、すべきこと)を、
気持ちをたしかに進めていきますね。

しかるべきところに、寄付をしにも出かけよう。

そして、大事な友人のお祝い事も、心からお祝いしよう。


被災地の方々の、一刻も早い安心を祈りながら。


岡本さんに、この言葉を教えて頂いていて良かったと想います。
ブレない大切な合い言葉ですね。

BE A GOOD NEIGHBOR



ユータ学長

2011年3月11日金曜日

みっつめの花(その2)




旅のきろく・その1のつづきをかきます。

Araheamにて、お店という場から、デザインをそれぞれ感じた後に向かったのは、

「吾平山上陵(あいらさんりょう)」

実は、ここの紹介は、あまりしたくない気持ちもあります。

まず、ここに行こうと想いたったのは、拓也さんという鹿屋の方からの一通のメール。

「吾平山稜に生えてる植物って変なんですよ。 普通じゃないんですね、なんか。
一番奥にある広いスペースに3本杉の木が生えてるんですが、その生えてる位置が絶妙です。
なんか絶妙なんです。」

一部なのですが、こんな内容のメールを頂いて、その3本の杉の木が
その日から、気になってしょうがなくなりました。





吾平山上陵に着くと、拓也さんが、待っていてくれました。

「この木の生え方が、僕は好きで、あ〜、この橋の上とか、いいですよね。
ここからの眺めがいちばん。あそこにいると、落ちつくんです。」

と、話を聞きながら、吾平山上陵の静かで、川の流れる山のなかの道を進んでいきます。

どんな場所なのかは、実際に歩いてみて感じてほしいです。

山の木々から、こぼれ落ちる光が、とても綺麗で、
川のほとりは、水が透明で、心地よいところです。

拓也さんが、人があまり少ないのが(ひとりになれるのが)魅力だと、
あまり人に知られたくない気持ちもあるのです。
と話してくれた言葉に、とても共感します。

次は、ひとりでいきたい。

だから、紹介もここまでにしておきます。
何に、どんなことを感じるのか。自分は、どんなものに心を動かされているのか。

そうそう、3本の木は、確かにすごかった。その位置に意味が隠されています。


途中、吾平山上陵の近くの山の中にある「森小休」というところで、
ひと休みをはさんで、次のデザインパワースポットへ。




「ウチダアーキテクチャ」

ここは、ウチダさんという鹿児島市で活躍されている建築家の方が設計をした建物。
特別に、許可をいただき、見学をさせていただくことに。

建物が、チカラ強く、なんだろう、確実にパワーを放っているんです。

着いたとたんに、みなさん、びっくりしていました。
中に入ると、設計者が、どんな意図で、ひとつひとつ考えて線をひいたのか。
どんな暮らし方を提案しているのだろうか、想像していきました。



でも、なんといっても、ここは、景色。

桜島も、錦江湾も、向こうには開聞岳も。

この景色を、お施主さんが、くらしの中に選び、
この景色を、設計者が、どう切り取り、くらしの中にとけ込ませるのか。


天気が良くて、ほんとうによかった。
めったには、見ることのできない美しい景色でした。





最後に向かった、デザインパワースポット。

「荒平天神」

みんなで、その日の夕陽を見に。

海の上にある、小さな神社。

とくに話を交わすわけでもなく、
薩摩半島の山間に沈んでゆく夕陽を、それぞれ自由に眺めている。

陽が沈んで、青空の色から、綺麗に夕焼けていく空をじっと静かに眺めている。

僕は、普段、こういう景色はひとりで見ることが多いけれど、
この日、集まっていただいた方と見ること、その時間を分かち合うことで、
自分のなかの、想い出となることを実感しました。体に染み込んでいくように。

きっと、かわなべの森の学校に訪れると、あの夏の日を自然と想い出してしまうように、
この地に、また訪れることで、またこの日のことが想い出されるのだろうと想いました。

こんなふうに、想い出がきっかけとなる風景がふえていくことが嬉しいです。



でも、見えるその風景は、人それぞれで、
この写真のように、
それぞれ自由に散っているところがいいんだと想う。



最後に、僕がこの日に、心に残っている生徒さんの感想。

「吾平山稜にて、いつもは、イヤなあたま虫が、今日は、ふわふわと綺麗に見えました。」

いつも、当たり前と想っていることが、そうでなくなるとき、
見えていないものが、見えるとき、
美しいと想う、その人の心って、なんて素晴らしいのだろう。


それを知れるきっかけとなった、小さな旅の授業でした。


右上に、ふわふわと光みたいで綺麗だ。

見えるかな。ちいさいけど、見える、小さな光のあたま虫。


夕陽って、いつも綺麗。
素晴らしいものは、まわりにたくさんある。
いつもあったりする。

それに、できるだけ気づいていたい。




ユータ学長

2011年3月10日木曜日

みっつめの花(その1)




なんとなく、旅の余韻がつづいていて、ようやく感想をかきはじめます。

鹿屋に、期待たっぷりの小さな旅にでかけてきました。
「かのやデザインパワースポットめぐり」

今回の、授業コーディネーターの大迫さん。
サクラ島号(バス)のなかで、この旅についてのお話と、
デザインというものを、ひろく捉えて、自由にみていこうと伝えてくれました。



はじめに目指したのは、鹿屋デザインマーケット
下見をしたときには、シャッターが閉まってて、
妙に落ちつくような静寂な通りに、その日は、たくさんの人がみえてきました。

例えば、このオレンジのジャンパーをはおった方々のように、
迎え入れてくれる人がいて、楽しませようとしてくれる人がいて、
そんな人がいることで、もう鹿屋っていいなと好きになってしまいます。



僕が印象に残っているのは、会場の商店街の狭い路地をつかった、まち「写真展」

ひとりが通れるくらいの路地裏に、出展者が想う「まち」が展示されていました。
今年は、デザインマーケット会場は、この北田商店街に変化して、
まち「写真展」は、その変化をよく映し出していたように感じたのです。

あんなに、人が多いなかで、
あそこだけは、ひとりになれるんでよね。(ひとりしか通れないから)
そんなところも好きでした。

出展している素敵なお店で、買い物をすませて、次のデザインパワースポットへ。




「緑をつくる」前原兄弟の営むお店、Araheam(アラヘアム)へ。

「おぉ〜、すごい、なんだぁ、ココ!!」と、みんなでびっくりのお店。
植物があって、おしゃれなモノや服があって、カフェもあって、ギャラリーもある。
そうそう、卓球台もありましたよ。
もともとは、木材とかの資材系の倉庫だったらしく、
15年振りに、前原兄弟によって、また歩みはじめた場所なのです。




お兄さんの、前原良一郎さんから、アラヘアムのご紹介をしていただきました。

「みんなが、集える場所をつくりたかった」

と、場にかける想いが、ちゃんとカタチになっていて、すごい。
2階のギャラリーは、まちの人のやりたいことを表現できるための空間。

なにより、やはり「緑」が、まん中、根っこにあるのが、僕は心地よく感じるのです。
その場が、育っていくことを、なによりも表している。
なんだか、もともと、木材をあつかっている場だったっていうのも、素敵な縁ですね。

帰りの、最後まで、素敵な笑顔と、おもてなしの心に、本当に感謝です。



バスの中で、

アラヘアムが、どのようにかわって育っていくのか
楽しみで、その様子を、また、見に行きたいね。

という感想に、グっときました。

育つ緑のように心地よい場。


旅の感想のつづきは、その2で。



ユータ学長

2011年3月2日水曜日

デザインを手がかりに。




いよいよせまってきました、鹿屋デザインマーケット
そして、サクラ島大学の第三回プレ授業

今回の授業について、すこしかいておきたいと想います。


まず、お誘い頂いたデザインマーケット
建築家の川畠さんが主宰となり、
鹿屋のなかまとつくりあげている4年目の動きとなります。
「動き」と書いたのは、たんなるイベントという言葉では包み込めないから。

夏のジャンボリーの際に、Dear Soul Fesとして駆けつけてくれた後に、
このデザインマーケットに、誘っていただいたのです。

「鹿屋の方々に、もっとデザインを楽しんでほしい。」

と、川畠さんは、いつも活動の指針がとても明確でブレないところがかっこいいんです。

そして、今年は、屋市北田商店街の空店舗となっていたシャッターを開け、
そこに様々なお店やワークショップなどが入るそうなのです。

何年もの記憶をもった場所が蘇るということ、
そのことにかけてきた方々の想いにふれることができる、
また特別な「動き」となるのだろうと、とても楽しみにしています。


そんな、デザインマーケットで開催する僕たちの授業
今回の授業コーディネーターは、プランナーの大迫さん(code)。

大迫さんは、普段は広告・販促のプランナーでもあり、デザインもてがけます。
特に、僕は大迫さんのつくる言葉(コピー)やテキストが好きなのです。
この授業の案内文も、届いて読んだ瞬間に、楽しみで仕方なくなりました。

案内文にもあるとおり、
「こんな機会でもないと行かない(行けない)ところへ」「行きたいと想っていたところへ」
この授業を口実に、気になっていた鹿屋を楽しんでしまおう!
そんな、誰もが抱くような、純粋な私欲がもととなっています。

サクラ島大学の遠足のようなバスツアー。
鹿児島で、出発をして、鹿屋の方々と、デザインマーケットで合流。
たくさんの素敵な出展者の、買い物やランチと、存分に楽しみます。
そして、デザインにたくさんふれることができた、その場から、
新たな、感じたデザインを手がかりに小さな旅に出発です。

目的地のいくつかのデザインパワースポットは、
建築だったり、風景だったり、暮らしだったりと様々。

「どんなことに、自分はデザインというものを感じるのだろう」

どんなものを美しいと感じるのか。
僕たちの、おすすめする「場所」と、
その日の「コミュニケーション」をとおして、

例えば、
あたり前に見えていたものが、あたり前ですまなくなる

そんな新たな自分のなかのスイッチが見つかったら、
それは、とても素晴らしいことだなと期待をしています。

旅を終えたとき、またすぐに鹿屋に行きたいとなる口実を見つけたいですね。
そして、鹿屋の方々には、もっと鹿屋を好きになれる授業となればと願います。

デザインを手がかりに。


授業の申込みは、コチラから


ユータ学長